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用語集

・クレイウス王国
・リェス・ドゥガー村
・リェス・ドゥガー村襲撃事件
・ディグニハイト
・御三家

クレイウス王国

大陸の北側にある大国。年間を通して寒冷で、冬季には大雪が降る。

主な輸出品は鉱物や木材などの資源。
国土が広く、少数民族が多く暮らす。
周辺国と比較すると、魔術の普及はそれほど進んでいない。現時点では民間人の王都での魔術の使用は禁止であり、厳罰が科される。その代わり、軍隊のレベルや都市防衛の技術は他国に決して劣らない。
現国王は病に伏している。王の体調悪化に伴い創設された貴族と王家関係者から成る会議がある。形式上、現在の国家の意思決定はここで行われることになっている。
王の長男アルフィリアと側室の子ロベルトによる継承権争いが起きている。

リェス・ドゥガー村

王都から15kmほど離れた隣の都市に至る山間に位置する、人口約300人ほどの村。住民は主に農業・林業に従事し、木材加工品などを輸出していた。村民はほぼ全員、色素が薄い髪を持つことが大きな特徴。
自治権を与えられており、直接の王宮の支配は及ばない代わりに、他の農村より徴税の義務が上乗せされている。
首長となる存在はおらず、御三家と呼ばれる3つの有力な家庭が分担して村を治めている。
徹底した秘密主義で排他的。他の集落や王宮と必要以上に関わることはない。
また、一度外に出た者は再び戻ってくることはできない。

リェス・ドゥガー村襲撃事件

長らく自治領として一定の地位を認めてきたリェス・ドゥガー村だが、この度王国への叛逆の意思を明確に示したため軍部による大規模な処分を行う。
直後に主要な幹部を含む30名余り、翌日以降に境界門近辺で10名余りを捕縛したが、処分状況の全容は不明。
四年八ヶ月が経過した現在、軍部の施設で収容していた内の16名が逃亡を図り行方が分からなくなっている。王の命により国内全域での捜索を行っており、発見次第死刑に処す。対象者の逃亡の援助を行なった者も同様の厳罰に処す。

————クレイウス王国公式記録より抜粋

ディグニハイト

歌でリェス・ドゥガー村を守る神官一家。御三家や祭事に関わる人間以外には存在を秘匿され、隔絶された生活を送る。
初代が生み出した歌唱技術と魔術を融合させた力を代々受け継ぎ、村にとっての脅威となる存在に対抗するために教育されている。

御三家

リェス・ドゥガー村を村として成立させるにあたり、中心として関わった三つの有力な一族を指す呼称。
村民は家ごとに御三家を筆頭とした3つの班に所属し業務を受け持つ。
基本的に各家の折り合いはよろしくない。
アトリー家:氷の魔術を得意とする魔術師をルーツに持つ。教育や集会・儀礼関係の業務を行う。
ダルタロス家:武術に長けており、警備・建設等の労働を受け持つ。
ローゼンツヴァイク家:交易・武器収集を指揮し、諜報活動を行う。

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